運営会社である(有)越中屋は、広島県尾道市に本店を置く茶道具商です。今から20年程前、南蛮貿易によって我が国に招来した茶道具のルーツを求めてミャンマーに渡り、漆による茶器を再現、製作しました。このような活動によってミャンマーの人々はとても誠実で信用の置ける人柄である事を知り、以来今日までお付き合いを続けて参りました。茶道具商の商いとして会社の社長様とお会いする事も多く、近年多くの企業様が深刻な人材不足で困っておられるとのご相談を受けました。そのような話を、日本在住の芦森氏(ミャンマー生まれ・日本国籍取得)、ミャンマー在住で、日本で約18年間調理師・店長として勤務しトゥヤ氏に相談したところ、ミャンマーで送り出し機関を発足する事になりました。世の中の変化に応じ、いま日本は外国人の力なくして社会を支える事が困難な時代になりはじめました。織田信長や豊臣秀吉、千利休の時代の茶の湯は、世界の文物を介した国際交流でありました。令和の時代、夢を持って日本で働こうとする若者達に、日本文化の「茶の湯」も同時に届けたいと思っています。日本の茶室から世界の人材を考えます。